ルノーメガーヌ2RSのタイヤについてご紹介します。読者対象は、メガーヌ2RSのサマータイヤ購入について事前に知っておきたい方です。基本的な情報と選び方や注意点など、失敗しないための知識を解説しています。
メガーヌ2RSのタイヤを知る意味とは?
「メガーヌ2RSに合うタイヤが知りたい」と思われて、あなたはこのページをご覧になられているのではないでしょうか。この車はいわゆるホットハッチと呼ばれる部類ですので、サイズや種類など知りたくなると思います。
基本的には特殊なところはありません。まあ、ホイールが特殊すぎるので、それに比べたらあまりにも平凡かもしれませんね。ただ、細かいところでは注意点がありますので、筆者の経験からも助言できるところがあるかと思います。
そこで、メガーヌ2RSのタイヤに関して失敗しないように、事前に知っておくべき知識をお話ししていこうと思います。
メガーヌ2RSのタイヤ、5つのポイント!
それでは、メガーヌ2RSのタイヤについてポイントをご紹介します。ポイントは5つありますので、最後までしっかり目を通してください。
メガーヌ2RSのタイヤ、新車装着の銘柄とは?
メガーヌ2RSの新車装着タイヤは、17インチであればコンチネンタルのスポーツコンタクト2で、18インチであればダンロップのSP SPORT MAXX(専用チューニング)だったと記憶しています(18インチは特別仕様車の場合、違うかもしれません)。
どちらの銘柄にしても、一般的に有名なスポーツタイヤです。したがって、履き替えでは全く同一のものを選べば間違いありませんし、別の銘柄にする場合でも同じ方向性のタイヤを選べば大きく外すことは無いでしょう。
基本的には、どちらもメーカー内ではかなり上級なタイヤという位置づけになるのではないでしょうか。ハイグリップだけれど排水性や快適性も犠牲にしていない、という感じでとらえればよいのではないかと思います。
メガーヌ2RSのタイヤサイズは?
標準装着タイヤは2サイズありますので、それぞれについて説明します。
17インチタイヤの場合は、225/45R17 91Wとなっています。スポーツカーらしく、ワイドで低扁平なタイヤです。ごく一般的なサイズで、特別な注意点は無いと思います。普通に見かけるサイズだと思いますので、入手性も問題ありません。
18インチタイヤの場合は、235/40R18 95Yとなっています。こちらもワイドで低扁平なタイヤですね。やはり一般的なサイズで特別な注意点も無く、入手性も問題ありません。(LIは95だったと思うんですが、ちょっと記憶が曖昧です 汗)
装着ホイール | タイヤサイズ | 直径 |
---|---|---|
17インチ | 225/45R17 91W | 634mm |
18インチ | 235/40R18 95Y | 645mm |
上記サイズを参考にして、タイヤを選択することになります。なお、タイヤサイズを変更してしまうと直径が変わってしまいます。すると距離や速度計測、あるいはセンサーなどに影響が出る可能性がありますので、注意が必要です。
豆知識
18インチの場合、タイヤチェーンが装着できません(取説に記載あり)。チェーン規制がかかった場合に走行不能となります。したがって、冬季に高速道路を走る方は、スタッドレスを17インチにしておく方が無難だと思います。
参考 タイヤサイズの知識については、以下のサイトをご覧ください。
メガーヌ2RSには、どんなタイプのタイヤが合うのか?
メガーヌ2RSに合うのは、やはりスポーツタイヤです。これは、単純にスポーツカーだからスポーツタイヤが良いというような話ではなく、筆者の経験から来ています。というのも、グリップの低いタイヤを履くと簡単にホイールスピンするからです。
一時、費用を抑えようと考えて安めのスポーツタイヤを購入しました。ダンロップのタイヤでディレッツァDZ101という銘柄ですが、スタート時に思いのほか滑っていました。どうやらエンジントルクに負けてしまうようなのです。
ところが、より上級なタイヤに変えた途端にそれは無くなりました。やはり、総合的に考えてそれなりのタイヤ(つまり、上級のスポーツタイヤ)を履かないと、かえって損してしまうことを痛感しましたね。
メガーヌ2RSにお勧めのタイヤはあるのか?
ここで、メガーヌ2RSにお勧めのタイヤをご紹介します。あくまでも筆者の個人的な考えによるものですので、皆さんの好みとは合わないかもしれません。それでも、大きく外してはいないと思いますので、参考にしていただければ幸いです。
以下の条件を前提に、タイヤの銘柄を検討しました。
- できるだけ上級なスポーツモデルであること
- できるだけ安いこと(ネット通販で節約)
- できるだけ寿命が長いこと
- できるだけ評判が良いこと
※執筆時点での価格も載せましたが、変動が激しいので目安程度に考えてください。
どれも甲乙つけがたい性能を持っていますが、筆者の独自見解として、並び順をそのままおススメの優先順としてご紹介しています。
17インチタイヤの場合
17インチタイヤの場合は、適合サイズが 225/45R17 となります。調べた結果、以下にご紹介する銘柄が浮上しました。
- ミシュラン Pilot Sport 4 12,210円(UTQG 320)
- ピレリ P ZERO NERO GT 12,000円(UTQG 280)
- コンチネンタル ExtremeContact DWS06 16,340円(UTQG 560)
17インチでは、圧倒的にミシュランがお買い得です。ピレリも安いのですが、寿命はやや短い傾向にあるようです。コンチネンタルもかなり良いのですが、やや金額が高くなってしまいます。
ちなみに、筆者はコンチネンタルの ExtremeContact DW を装着していますが、現在は販売していません。DWSというモデルは、スポーツタイヤでありながらオールシーズンタイヤでもありますので、驚異的な寿命の長さ(減らない)を持っています。
18インチ(235)タイヤの場合
18インチタイヤの場合は、適合サイズが235/40R18となります。調べた結果、以下にご紹介する銘柄が浮上しました。
- コンチネンタル ExtremeContact DWS06 14,490円(UTQG 560)
- ピレリ P ZERO NERO GT 15,590円(UTQG 280)
- トーヨー PROXES Sport 15,770円(UTQG 240)
18インチでは、コンチネンタルがかなりお買い得です。ただし、商品がモデルチェンジしていますので、在庫処分という可能性もあります。続いてピレリやトーヨーを挙げました。ピレリは寿命が気になるところです。
トーヨーは、日本メーカーで定評もありますので、最も無難な選択かもしれません。ただし、寿命はそんなに長くないようです。先ほどはあったミシュランですが、かなり高額になってしまいますので外しました。
18インチ(225)タイヤの場合
こちらは番外編で、直径が若干小さくなっています。サイズは225/40R18で、17インチと直径がほぼ同じ(637mm)です。17インチと直径を合わせたいときの参考にしていただけると思います。調べた結果、以下にご紹介する銘柄が浮上しました。
- コンチネンタル ExtremeContact DWS06 12,650円(UTQG 560)
- ピレリ P ZERO NERO GT 10,450円(UTQG 280)
- ミシュラン Pilot Sport 4 14,200円(UTQG 320)
こちらも同じようなラインナップになっていますが、トータルで見るとコンチネンタルが良いと思います。ですが、ピレリをなぜか格安で売っているお店があって、金額的にはかなり魅力的ですね(寿命の短さを差し引いても、この価格は安い!)。
ミシュランが高くなっています。18インチを超えると割高になるんでしょうか? 金額だけで考えると、ミシュランは17インチ以下がお買い得のようですね。
各メーカーサイトのご紹介
メガーヌ2RSのタイヤ、選ぶときの注意点とは?
メガーヌ2RSのタイヤを選ぶときの注意点ですが、まず何といってもスポーツタイヤを選択することでしょう。先ほど「合うタイヤ」というところでお話ししましたが、グリップ性能の高いタイヤでないと、車の性能に負けてしまうんです。
車自体がハイグリップなタイヤの装着を前提としているので、やはり種類としてはスポーツタイヤを選ぶべきでしょう(「経験者は語る」です)。
また、ロードインデックスや速度記号にも注意しましょう。メガーヌ2RSの最低ラインは以下のようになると思われます(もちろん、下記を上回っていてもOKです)。
- ロードインデックス・・・91
- 速度記号・・・・・・・・W
これは、17インチタイヤが91Wになっているところから推察しています。メガーヌ2RSには前期・後期や特別仕様など様々ありますが、車の仕様がほぼ同じでタイヤサイズだけが違いますので、91W以上であれば十分余裕があると思われます。
まとめ
メガーヌ2RSには、17インチと18インチの2種類がありました。基本的には、標準装備のサイズに合わせてタイヤを購入しましょう。合うのは、やはりスポーツタイヤです。乗り心地のためにコンフォート系のタイヤを購入するのはおすすめしません。
スポーツタイヤの中でも、乗り心地の良いものを選ぶことで対応すべきだと思います(お勧めタイヤはその視点も含めて選びました)。ところで、今回日本製のタイヤがほとんど登場しませんが、その理由は金額がかなり高額になるからです。
大径・低扁平で高性能なタイヤは、外国製品(欧州メーカー)を求めた方がお得です。もちろん、日本製のタイヤでも性能的には問題ありません。ただ、寿命やタイヤの重量など含めて総合的に考えると、欧州メーカーが一歩リードのように思えます。
いずれにしても、タイヤは命にかかわる部分ですので、購入は十二分に検討してください。このページが、ご覧になられている方のタイヤ選びに役立てば何よりです。
以上、メガーヌ2RSのタイヤについてご紹介しました。
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