ルノーメガーヌ2RSのスペアタイヤを交換したときのお話をします。スペアタイヤの交換を検討されている方なら、どなたでも参考になるでしょう。スペアタイヤに最適な製品の探し方を考え出したからです。
メガーヌ2RSのスペアタイヤを交換しましたので、ご紹介します!
「スペアタイヤの交換か、ちょっと気になるなぁ」と思われて、こちらのページをご覧になれている方は多いと思います。今回はメガーヌ2RSですが、スペアタイヤを搭載している車種であれば、多くの場合に当てはまるのではないでしょうか。
タイヤに興味がある方なら、日々タイヤの点検をしたり情報収集したりしているとは思いますが、スペアタイヤを交換するというところには、意外と頭が回っていない方が多いのではないかと思います。隠れている場合が多いので、気づかないんですよね。
ですが、スペアタイヤは「使わないけれど使えないのは困る部品」です。そこで、筆者がどのようなタイヤを選んで交換したのか、皆さんの参考にしていただけるよう、できるだけ詳しくご紹介しようと思います。
メガーヌ2RSのスペアタイヤを交換、ポイントは5つ!
それでは、メガーヌ2RSのスペアタイヤを交換したことについてご紹介します。5つのポイントでお話ししますので、ぜひ最後まで目を通してください。
メガーヌ2RSのスペアタイヤとは?
メガーヌ2RSは前期型の場合、スペアタイヤを搭載しています。一般的にはテンパータイヤであったり、パンク修理キットであったりを載せることが多いですが、メガーヌ2RSの前期型は標準サイズのタイヤがそのまま予備として載っているんですね。
なので、あの変態的サイズで有名(?)なアルミホイールも搭載しているわけです。タイヤ自体はサイズが 225/45R17 というスポーティな車にはありがちなものとなっています。銘柄はコンチネンタルの「コンチ スポーツコンタクト 2」です。
つまり、特殊サイズのアルミホイールと、ごく標準的なタイヤの組み合わせが5つという状態であったことが分かりますね。なので、新車時から装着されているものと全く同一のタイヤがスペアタイヤとして搭載されているわけです。
なぜスペアタイヤを交換したのか?
では、なぜスペアタイヤを交換したのかというと、非常に古くなっていたからです。新車購入時から一度も交換していませんでしたので、さすがに緊急時に使えないだろうと思った次第です。実際に現物を調べてみると、やはり使えない状態でした。
まず何といっても、スペアタイヤをトランクから取り出す際に軍手や衣服に、黒い炭のようなものが付着しました。「あちゃ~汚れちゃったよ…」まさかタイヤのゴムがそんな状態になっているとは想像していなかったんですよ。
製造年も調べてみると、なんと 2004年の40週でした。執筆時点で約18年前(汗)、熟成されて最高の状態となるわけもなく、もし使ったなら命がけでしょう。紫外線やオゾンなどタイヤに有害なものから守られているとはいえ、さすがにちょっとねぇ…。
※「4004」と見えますので、2004年の40週に製造されたようです。
やっぱり、新品や状態の良い中古などの「まともなタイヤ」に交換するしかないんですよ。
スペアタイヤは、法律上どのような存在なのか?
スペアタイヤは法律上、搭載する義務はありません。そうでなければ、パンク修理キットの搭載で済ませることは不可能ですよね。法的な解釈をザックリ説明しますと、パンクした状態で走行することを禁止しています。
つまり、パンクしてしまうと法的には走行不能になってしまい、身動きが取れなくなってしまいます。そこで、タイヤを交換するかパンクを修理するかして走行可能な状態にし、法に触れないようにすることが目的なんです。
ですが、めったに使わない(一生使わない?)ものを搭載することの無駄をなくすことや軽量化のために、パンク修理キットに代わっていったようです。ただし、修理できない場合もあるので、せめてテンパータイヤは搭載してほしいと個人的には思います。
どんなタイヤがスペアタイヤに向くのか?
では、どんな製品がスペアタイヤに向くんでしょうか? 最も確実かつ単純な選び方は、今履かせているタイヤと同じ銘柄にすることだと思います。これなら、間違いなく確実に使えるわけですから無難な選択でしょう。
ですが、スペアタイヤの特性を考えるとちょっともったいないんですよ。というのも、スペアタイヤはいざという時に役割を果たすものですが、めったに使わないですよね。不都合が生じたときだけ、一時的に使うものですから。
ということは、一時しのぎになればよいとも解釈できます。もっと言えば、快適性や燃費性能は特に気にする必要はなく、規格が一致すればそれでよいとも考えられます。そのような視点で考えれば、無理に高いものを買う必要はなさそうですよね。
どんな銘柄のタイヤを選んだのか?
それで、どんなタイヤを選んだのかというと、銘柄は Radar 社の Dimax R8+ です。このタイヤを選んだ理由は、単純に安いところです。あとは、このメーカーのタイヤを履かせている車を目撃したことがあるので、「多少安心できるかも?」と思いました。
他に気を付けた点は、なるべくスポーツ系を避けました。というのも、スポーツタイヤはゴムの劣化が早い傾向にあるからです。早いものだと3年ぐらいで劣化がひどくなります。スペアタイヤは長持ちしてほしいので重要なポイントだと思います。
それでコンフォート系の Dimax R8+ にしたんですが、その割には速度記号が Y になっているので、時速300kmまで耐える実力があるということになりますね(本当かな?)。
※Radar 社の Dimax R8+ については、こちらで詳しく説明しています。
タイヤの組み換えはどうしたのか?
今までの話の流れで行くと、タイヤだけを購入していますよね。すると、「ホイールとタイヤの組み換えはどうするの?」となると思います。道具や技術があれば自分でするところですが、地元の持ち込み専門店でやってもらいました。
4輪をピレリのパワジーに交換済みなんですが、そのときに合わせて作業(つまりタイヤを5本持ち込んだ)していただきました。組み換え作業中に、タイヤが崩壊するんじゃないかと心配しましたが、ちゃんと原形はとどめていましたので一安心です(笑)。
まとめ
ここまで、メガーヌ2RSのスペアタイヤ交換についてお話をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
スペアタイヤは、普段使うことが無いので意識がいかず、どうしても交換が必要であることを忘れがちです。ごく普通のタイヤですから、何年も経つとどうしても劣化が進んでしまいます。ですが、使わないものにあまりお金をかけたくないですよね。
そこで、今回は激安タイヤを採用してみました。とりあえず一時しのぎになればよいわけなので、よほどヤバそうな製品でない限りは、安いもので十分ではないでしょうか。まず使うことはないけれど、いざという時に使えないのはまずいわけですからね。
スペアタイヤは、基本的に点検では問題を指摘されない部品です。したがって、自身の責任で定期的な点検をし、場合によっては交換する必要があります。この機会に、スペアタイヤにも目を向けるようにしていただければ幸いです。
以上、メガーヌ2RSのスペアタイヤを交換したことについて、ご紹介しました。
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