HP2760pの指紋認証を生かせます。
HP2760pにWindows10 TH2をインストールすると、指紋認証を有効にするソフトウェアのHP Client Security Manager がインストールできなくなる問題がありました。でも、別の視点から指紋認証できる解決策を見つけました。
別の方法とは?
本来ならWBFドライバーと呼ばれるデバイスドライバーをインストールできればWindowsの標準機能である「Windows Hello」によって、指紋認証が使えます。
しかし、正式対応しているドライバーは「WBF」ではないので、Windows Hello が使えなくて、やむを得ずHP Client Security Managerを入れていました。これだとHPの独自機能ではあるけれど指紋認証が使えたからです。
でも、やっぱり簡単なのはWBFドライバーでWindows Helloを使うことです。でもですね、このWBFドライバーというのがなかったんですよ。
解決策は?
いろいろとネットを調べた結果、どうやらLENOVOのドライバーが使えるという情報をつかみました。⇒ ダウンロードはこちら
要するに、本来使えないはずのドライバを互換性など無視してインストールすると、あっさり使えてしまうということなんです。無理やりな感じはあるんですが、今のところは問題なく使えています。
以下、設定手順です。
- TH1(10240)のWindows10の場合で、HP Client Security ManagerやWBFではないドライバーを入れている場合はアンインストールしてください。(TH2の場合は次へ)
- 次に、ダウンロードしたLENOVOのドライバーをインストールします。(この時点でファイルはコピーされるもののドライバーやデバイスは使えません。)
- デバイスマネージャを起動してドライバがインストールされていない指紋認証デバイスを見つけます。
- プロパティーを表示し[ドライバーの更新]をクリックします。(以後、手動インストールします。やり方が分からない方は続けて読んでください。)
- 「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します」を選びます。
- 「コンピューター上のデバイスドライバーの一覧から選択します」を選びます。
- 製造元:Synaptics FP Sensors、モデル:PID=0015 または PID=0017 を選びます。
- 互換性に問題がある旨が表示されますが、無視してインストールします。
- これで、指紋認証デバイスが使えるようになります。
ちなみにPID=0011を選ぶと動作がおかしいのでやめたほうがいいです。また、他の機種でもVFS471(PID=003c)のデバイスであればうまくいく可能性があると思います。
また、TH2に後からアップデートすると互換性がないためか、勝手にアンインストールされてしまうので、再度手動で強引にインストールしてください。
私の環境では、もちろんTH2でもちゃんと動作していますよ。
まとめ
これで、やっと新しいビルドのWindows10に移行できますね。また、今後も定期的にビルドは新しくなっていくので、そのたびに指紋認証デバイスはインストールしなおしだと思います。でも、WBFだから指紋認証が使えなくなることはまずないと考えています。
以上、Windows10 TH2 で指紋認証が使えるようになったことの報告でした。