それはないと思うんだけど．．．
フォルクスワーゲンのディーゼル不正プログラムの問題があってから、各社のディーゼルエンジンが検査されているようです。そんな中で、ルノーに疑いがあるらしいんです。
何があった？
ヨーロッパで販売しているミニバンの「エスパス」に搭載されている「1.6dCi」という1.6Lのディーゼルエンジンから、基準値を超えるNOxが検出されたと、ドイツの環境団体が指摘しています。
もちろんこれに対してルノーは猛反発しています。ルノーの言い分としては「ドイツの環境団体が行ったテストはヨーロッパの規制に準拠したテストではない」ということです。
本当のところはどうなのか？
今のところこれぐらいしかわからないんですが、実はほぼすべてのメーカーの車は条件によって規制値を超える物質を出します。
例えば、アクセルを大きく踏み込んだ時は当然大量に規制物質が出ます。現在のユーロ６規制以外の走り方やエンジンの回し方をすれば、規制値を超えるのは半ば当たり前です。
なので、ドイツの環境団体がどのようなテストを行ったのか明確にすべきでしょうね。
ルノー好きだからひいきしているのでは？
確かに私はルノー好きなので、全くそんなことはないと思っているんですが、どこかにそのような感情が表れているかもしれないですね（汗）。
でも、世界中どこのメーカーであっても、各国の環境規制のテストだけきっちり通るように設計されているのは間違いないんです。つまり、日常の使い方は別問題だということなんですよ。（フォルクスワーゲンはズルをしましたが。）
規制以外のことをすればコストが余計にかかるだけで、特に売り上げに貢献するものではないので、商売としては当然だと思います。（法律に準拠しているんだから正当な行為ではあるんです。）
公平性を保つために、特別なテストをしているんだと思うんですが、もし本気で環境対策をするのであれば、実際に走っている車にテスターをつけて検査すべきだと思います。ただそれをするとほとんどのメーカーが不適合になる可能性もありますが．．．。
まとめ
この手の話というのは、現実問題として儲かっているメーカーを叩きたいという感情が入ることがあります。なので、正確な情報が手に入らない限り冷静に見守っていかないといけないと思いますね。
以上、ルノーのディーゼルにも疑いがある件について書きました。