HDDメーカーにSSDは不可欠になってきました。
WesternDigital が SanDisk を買収するという大きなニュースが発表されましたね。日本円で換算するとなんと2兆3千億円だそうです。どうしてそこまでするんでしょうか?
SSDの台頭
ここ数年一気にSSDはシェアを拡大しました。これまでは、HDDが値段や容量の関係で売れ続けてきましたが、信頼性や性能面が良いSSDが非常に伸びています。
この調子でいけば、世の中の補助記憶装置はディスクではなくフラッシュメモリにとってかわられそうです。
そうした点で危機を感じたのか、主要なHDDメーカーはSSD部門も持つようになりました。HDDが売れなくなってからでは遅いですからね。
その波に少し遅れていたのが WesternDigital でしたが、このほど買収によってSSD部門を持つことができるわけです。
競合しないという選択
当初私は、HDDとSSDはライバル関係になると思っていましたが、HDDメーカーがSSDを売るようになってからは、うまく共存して、なんだったらSSDに乗り換えるぐらいのことを考えているのだと思うようになりました。
明らかにSSDのほうが工場の設備面などで楽ですからね。HDDの製造現場のようなクリーンルームなど必要なさそうですし。
まあ、インターフェイスは同じだし、値段、性能、信頼性、容量などの要素を考慮するとそれぞれ一長一短があって共存は可能です。(将来的にSSDの技術が進化すると、どうなるかわかりませんが。)
なにより、同じ補助記憶装置であるという点は間違いないわけで、HDDメーカーは補助記憶装置なら何でも作るメーカーへと様変わりするのかもしれないですね。
まとめ
今回の買収劇は、単純に資本関係のみらいしいですね。だから、SanDiskと東芝の関係も継続するようだし、名前がWesterDigital(WD)になるわけでもなさそうです。
まあ、消費者としては直接関係がない話しなので、とにかく安くて性能の良いものを売ってくれればそれが一番ですよね。
以上、HDDメーカーとSSDメーカーの関係性ということで書きました。