苦労したけどうまくいきました
HP2760pにWindows10をインストールして、無事使えるようになりました。さらに使いやすくするために指紋認証が使えるように試みてみました。
どんなことをしたのか?
まず、Windows10の指紋認証をおさらいしておきます。
Windows10では、指紋センサーは「生体認証デバイス」という名前で扱われます。そして、そのドライバは「WBF」という規格に準拠していれば、Windows標準のシステムで簡単に指紋認証が使えるようになります。
さて、HP2760pはどうかというと、最新ドライバをインストールしているんですが、WBFに対応したものではありませんでした。なので、指紋認証は無理かと思われましたが、標準機能が使えないだけでした。
つまり、HPが提供する専用アプリケーションを使えば利用可能です。「HP ProtectTools」がそれにあたるもので、これがインストールされていればバッチリ使えます。
具体的な設定方法は?
基本的にはWindows8.1用の最新バージョンがインストールされていればOKです。
- Validity Fingerprint Sensor ドライバー(バージョン:4.5.133.0)
- HP ProtectTools Security Manager(バージョン:8.0.4.1384)
上記の2つがあれば問題なく使えます。
ただし、注意しないといけないのがHP ProtectToolsです。これは間違って古いバージョンをインストールして有効化してしまうと、サインイン画面がちかちか点滅して動作がおかしくなってしまいます。必ず上記リンク先のバージョン以上の最新版が必要です。
私は見事にそれではまってしまい、システム修復ディスクで復元ポイントから復元しました。どうやらWindowsとHPのツールがケンカするようです。
インストールができたら、あとはツールのウィザードにしたがって設定すれば問題ないです。
念のため手動の手順を紹介しておくと、
- Windowsパスワードの設定
- 指紋の登録(2つ以上必須)
- 管理者コンソール⇒「Windowsログオンのセキュリティ」を有効にする
となります。
まとめ
HP ProtectToolsは、かなりてこずりました。最初はWindowsの標準機能が使えると思ったので、WBFドライバを探しまくってしまいました。その後、専用ツールでないと無理だということが分かりインストールするもシステムがおかしくなる。
一瞬あきらめるも、最新バージョンのHP ProtectToolsを見つけることができたので、何とか指紋認証が利用できるようになったわけです。
まあ、中古パソコンを使ってWindows10を使おうとしているわけで、このようなリスクはつきものですし、これくらいの問題が起きなければ面白くありませんからね(笑)。
これで使いたい機能がすべて使えるようになったので、また折を見て新しい発見があれば紹介したいと思います。
以上、Windows10の入ったHP2760pの指紋認証に関するお話でした。