メガーヌGT220 のハッチバックに試乗しました。
といってもディーラーの試乗車ではなく、ある方の所有される車です。
運転させてもらったところ、素晴らしく乗り心地の良い車でした。
18インチタイヤを履いていて、スポーツチューンドサスペンションが標準ですから、いくらルノースポールといえどもかなり固い足周りを予想していました。しかしいい意味で裏切られました。
もちろん柔らかいわけではなく、しっかりとダンピングが利いている「スポーツでありながら無用なショックは伝えない」というような雰囲気で、最初から最後まで感心しきりでした。
また、エンジンはかなり低速トルクが太いので、余裕の走りです。
とても楽しい試乗だったのですが、2つほど驚いてしまいました。
1つは、信号待ちで突然エンジンが止まったことです。ギアをニュートラルにしてクラッチペダルを戻すと、エンジンが停止します。
「?????、なんじゃこりゃ?」
メーターパネルをよく見ると、どうやらアイドリングストップしているらしく「そうか、最近の車はスポーツタイプでもアイドリングストップかぁ」と納得です。
MT車でアイドリングがストップするとエンストしたかと驚いてしまいますね。でも、これはむしろ便利で、本当にエンストした時はクラッチペダルを踏めばエンジンが勝手にかかるはずです。エンストの強い味方になるのですよ(笑)。
そしてもう1つは、シフトポイントを知らせる機能です。2,000回転を少し超えたあたりで突然タコメーターにイルミネーションが点くのです。
「うわー故障だぁ」と一瞬思ってしまいましたが、実際にはシフトアップを促すサインでした。
また、回転や速度が落ちると今度はシフトダウンのサインが出ます。このサインにうまく合うようにシフトすればかなり燃費が良くなるらしいです。
なお、シフトのフィーリングはやや節度感が弱い印象です。そこはRSのほうがしっかりとチューニングされていますね。といっても日常的に使う分にはあっという間に慣れてしまうでしょう。
総じて良くできた車です。メガーヌRSの5ドアモデルとして考えても十分に通用します。
ちなみにワゴンはホイールベースが長い分さらに落ち着いた乗り心地だそうで、こちらの試乗をぜひしたいですね。
興味のある方は、是非ルノーのお店に行って試乗してみてくださいね。