スズキの軽トラ「キャリィ」にHID(ディスチャージヘッドランプ)が選択できるようになりました。
HIDはより明るくより省電力のライトで、乗用車にオプション設定されている場合が多く、上級車種や上級グレードでは標準装備の場合もあります。
軽トラにこのような装備が必要かどうか疑問はありますが、オプションなので必要なければ付けなくてもよいわけです。
ところで、HIDはデメリットについてあまり語られないようですが、多少あります。
一番は価格で、どうしても5万円程度は高くなります。また、故障した場合に修理費がかなりかかります。
省電力なので熱が少ないのですが、冬はライトに付着した雪が解けないので、危険な場合があります。(私は数回経験したことがあります。)
また、現在の法律ではHIDはオートレベライザーの装着が義務づけられているので、その分の機構を搭載するなどしてやはり高価になってしまいます。
さらにわずかですが重くなるので、たとえばミニのジョンクーパーワークスなどはあえてハロゲンライトを選択しているほどです。
なので、上級車種にしか搭載例がないわけですが、果たしてどれくらいの人が軽トラでHIDを選択するのでしょうか。
一度HIDに慣れてしまうと、確かにデメリットを度外視しても装備したくなるものではあります。
他社はどのように考えているのか?そして市場の反応はどうなのか?ちょっと面白いかもしれませんね。