プジョー208に新型エンジン搭載モデルが登場しました。
これまでは4気筒1.6リッターエンジンと4速ATを組み合わせていたものが、3気筒1.2リッターエンジンと5MTまたは5ETG(2ペダルMT)となりました。
注目は、重量が 70kg の軽量化に成功している点です。
軽量化は、ここ最近世界中の自動車メーカーで注目されています。近年はかなり難しい技術としてなかなか進んでいませんでした。
衝突安全性やボディー剛性を高めると、どうしても重くなってしまうからです。つまり、相反することをしなくてはならないので、なかなか大変です。
新しい構造に変えるか、新素材を使うかしないと軽量化というのは達成しづらいわけなので、その辺の技術が少しずつ登場しているようです。
しかし、手っ取り早いのは、エンジンの小型化です。エンジンはかなり重い部品ですので、小型軽量化できれば、小排気量で燃費を稼ぐだけでなく、重量負担を抑えて燃費を稼ぐことができます。
気筒数を増やせば、なめらかで静かなエンジンが作れますが、最新の技術によって、気筒数が少なくても上質なエンジンが作れるようになりました。
今後ますます、軽量化が進むでしょう。これまで、自動車の重量を気にかけていなかった方は、カタログを見るときに調べるようにすると、面白いかもしれませんよ。