ルマン24時間耐久レースで死亡事故が発生しました。
高速コーナーでの事故だったそうで、かなりひどい壊れ方をしたようです。
最近は自動車レースで死者が出ることは、非常に少なくなっています。レーシングカーの安全性能がかなり向上しているのと、レギュレーションやコースなどの設備も改善されているからです。
それでも先日サーキットで作業中のスタッフが死亡するという事故もありました。
市販乗用車も性能と同時に安全性も向上しています。衝突安全性の高いボディー構造になり、事故による死者を少しでも減らす努力がなされています。(最近では万が一人をはねてしまった場合の対応も検討されていますね。)
しかし、これは常用されるような速度が限界です。どんなに優れたボディー構造でも時速100kmも出ていればくしゃくしゃになってしまいます。
よくスピードの出しすぎが原因の事故というのがありますが、これは厳密に言うと正しくはありません。
自分の制御できる範囲を超えたスピードを出してしまったことによるものだからです。レーシングカーでも高速で事故を起こせば死亡してしまうわけで、いかにコントロールを失わないかがポイントです。
一般のドライバーの場合は自分の技量に見合った速度で走るのが一番安全なやり方でしょう。
いろいろと安全装置が開発されていますが、それがあるから安全と思わずに、まずは安全を心掛けるところからやっていきたいものですね。
最後になりましたが、亡くなったドライバー「アラン・シモンセン」さんのご冥福をお祈りいたします。