先日リーフのタクシーを金沢市内で見ました。
プリウスのタクシーならよく見ますが、リーフは珍しいなあと思って見ていました。
それもそのはず、金沢市内に導入されたのは4月17日だったのです。(金城交通と大学タクシーが1台ずつのようです。私が見たのは大学タクシーでした。)
省エネや排ガス対策の観点から導入を進める会社が増えているようですね。
ただ、電気自動車の場合タクシーでの使用はなかなかハードルが高いと思われます。
客待ちをしている間にかなりの電力を消費してしまうからです。夏は涼しく、冬は暖かくしておかないとお客さんを乗せられませんから。
また、電気自動車はエンジン車に比べて航続距離が短いので、決まったところへ行くのは得意ですが、お客によって目的地が違うタクシーでは難しいでしょう。
つまり、用途を誤っているように感じるのです。
現在の電気自動車の特性を考えると、ハイヤー式(連絡しないと利用できない方式)であれば何とかなりそうです。また、ほぼ決まったルートを走るような循環型であれば可能な気がします。
今のところエンジン車と電気自動車は明確に分けて考えたほうがよいです。そうしないと、例えば5人家族が2人乗りのスポーツカーを購入して、「家族全員が乗れないからこんな車役に立たない」というのと同じレベルの内容になります。
電気自動車はやっと実用レベルになったばかりなので、いろいろと使って長所短所を徹底的に洗い出すことが今のところ急務なのかもしれませんね。