日本の交差点は信号機を設置してある場合がほとんどです。
しかし、ヨーロッパではそうでもなく、ラウンド・アバウトと呼ばれるロータリーの1種が非常に多いです。
ラウンド・アバウトにすると信号機が必要なく停電時でも適切に交通が流れますし、信号待ちの時間がないので効率よく自動車が走れます。
また、安全性も高く、中央に障害物があるので、暴走車が交差点を突っ切ることができません。必ず減速してぐるっと回らないと直進できない構造だからです。(また、信号のように頼るものがないので、秩序をドライバーたちで作りださないといけません。)
そんな魅力的なラウンド・アバウトが長野県飯田市で実施されるそうです。(一部の交差点のようですが)
なかなか思い切ったことをするなあと感心しました。
日本ではおそらく信号機の業者を圧迫するなど(いわゆるしがらみ)の理由から、なかなか信号機なしの交差点はできないと思っていましたから。
街中の交通量の多い道路では、ラウンド・アバウトがうまく機能しない場合があるようですが、田舎の交通量の少ない道路はラウンド・アバウト化すべきです。
そのほうが無駄な電力消費を抑えられますし、スムーズな交通が実現できます。(1台も通らないのに信号に引っかかって止まるのは馬鹿らしいですよね。)
日本の停滞した世の中を変えられるのは、このようにしがらみを捨てて本当にみんなの役に立つことだけに税金を投入することではないでしょうか。
まあ、なかなかそんな簡単にはいかないでしょうけれどね。