日産のリーフがマイナーチェンジしました。
外見以外にかなり細かいところで大幅な改良が施されたようで、人によってはフルモデルチェンジ相当だと言っています。
一番大きな改良は、電費の大幅な向上でしょう。
軽量化、モーターの改良、ブレーキ回生の強化、暖房の改良などで、電力の消費を減らして発電量を増やすことを行ったようです。
その結果、航続距離が公称200kmから228kmへと向上したようです。実電費はもっと下がるでしょうが、14%の向上率は変わらないでしょう。
これで今まであきらめていた目的地でも到達できるのではないでしょうか。
また、軽量化も電費向上に一役買っているようで、なんと80kgも軽くなったそうです。ふつうこれくらいの軽量化となると、フルモデルチェンジでないと無理だと思われます。
しかし、電気自動車なので装備品の小型化や効率化によっていくらでも軽量化の余地があるようです。そこは明らかにエンジン車との違いですね。
ただ、将来的に電気自動車が中心の時代が来るとメーカーが読んでいるのであれば、もっと電気自動車独自のことをやってもよいのではないでしょうか。
コスト的な問題はありますが、エンジン車の面影を引きずることなく完全に電気車専用設計部品で作ってしまうことです。
そうしないと電気を使うという特性が失われてしまいます。たとえばようやく改良され始めたエアコンですが、当初はエンジン車のものをほぼそのまま使っていたようです。
そのために、いったん冷たい空気を作っておきながら温度調節は暖房で作った暖気を混ぜるというわけのわからないことをしていたようです(当然その分電気を余計に使います)。エンジン車なら熱気があるのでそのまま利用できたわけです。
本気ならすべてにおいて電気自動車専用にすべきでしょう。
世に出てきたばっかりの電気自動車ですので、これからどんどん改良していってよいものにしていってほしいですね。