先日、ファーストサーバーの事故についていろいろと報道されました。
後で分かったところでは、データが紛失しただけではなく、紛失を免れたデータの一部が外部から丸見えになっていたようです。
アクセス権限の設定を確認せずにデータを復元したことによるものだそうで、担当者がかなり焦っていたのだろうと想像します。
この事故はすべてが人災です。
テストが不十分なシステムを実行したためにデータが失われ、さらにバックアップシステムが効果的に動くように設定できておらず、権限設定ミスでデータを流出させた恐れがあるという状況です。
やってはいけないことすべてが重なったように思います。
しかし、どんな場合もミスはあり得ます。したがってミスした場合に素早くリカバリーできるようにしておくべきです。(今回はそのリカバリーも働きませんでしたが...。)
そのためには、システムを整えることもさることながら、不測の事態でも冷静に行動がとれるように担当者の訓練も必要なのではないでしょうか。
避難訓練と同じで、訓練することでもしもの時に備えるということです。(もちろん役に立たない方がよいのですが。)
ファーストサーバーの件が今後の教訓になれば良いのですけれどね。