ある人がLenovo R500 Vistaプリインストールモデルにアップグレード版のWindows7をインストールして使用していました。
そして、R500 を売却することになり、リカバリー機能を使って初期状態に戻すので手伝ってほしいと頼まれました。
Lenovoのリカバリーは簡単で、ThinkVantageボタンかF11を押してRescue and Recovery ツールを起動すればよいです。
しかし、実際に実行すると全く何の反応もありません。厳密には、BIOSの設定画面を出すメニューが出てしまいます。
これは困ったということで、いろいろ調べました。相当調べた結果方法が分かりました。
Rescue and Recovery のバージョンを4.3にすることでうまくいきました。
上記より古いバージョンだとうまく動きませんし、新しいとアップグレードしたWindowsにはインストールできませんと表示されます。
Windows7に対応した最初のバージョンならばアップグレードにも対応しているだろうと踏んだのですが、当たりでした(笑)。
このRescue and Recovery はWindowsのシステムを利用して起動するので、Windowsのバージョンが変わってしまうと当然ながら起動できなくなるのです。
一時はどうなるかと思いましたが、うまくいって良かったです。
そもそもWindowsのアップグレードインストールは避けるべきですが、どうしても無理な場合は、アップグレード前にすべてのソフトウェアを最新の状態にしておく必要があるでしょう。
今回はたまたまうまくいきましたが、気をつけたいものですね。