スタッドレスタイヤの知識に関するアンケート結果が公表されています。(詳しくはこちら)
このアンケートはいわゆる雪国を除いた地域の人たちにスタッドレスタイヤの寿命について質問したものです。
それによると、スタッドレスタイヤ特有の「プラットフォーム」を知らない人が8割に上っています。
通常すべてのタイヤは「スリップサイン」というものがあって、タイヤの接地面とスリップサインがツライチ(同じ高さ)になると法的に使用してはいけない(車検が通らない)ものになります。
これは良く知られたことだと思います(まさか知らない人はいないですよね 汗)。
ところがスタッドレスの場合は、もう一段高い「プラットフォーム」があります。プラットフォームと接地面がツライチになった場合は、スタッドレスとしては使用できません。
ただし、スリップサインではないので、サマータイヤとしてなら使用できます。それで、季節が変わってもそのままスタッドレスタイヤを履かせている車を見かけることがあるのです。(もちろん、燃費や性能を考えるとお勧めできませんが。)
また、プラットフォーム以前にタイヤの柔軟性がなくたった場合は、氷上でのグリップが期待できません。この場合も、やはりスタッドレスとして使うのは難しい状況です。(従来のスノータイヤとしてなら使用できる場合があります。)
つまり、スタッドレスタイヤは「減り具合」と「柔らかさ」の二つの要素について注意しないといけないのです。
タイヤは命を預けるものといっても過言ではないので、しっかりと知識を持っていたいものですね。