先日XML宣言がIEに及ぼす影響についてこのブログで触れました。
しかし、webページの表示を遅くする真の原因が分かりました。
XML宣言とIEのエミュレート(※)を強制するmetaタグの同時使用が極端な速度低下を招いていたのです。
※例えば、IE9を使っている場合でも、IE7の互換モードを利用する場合などです。
この2つはどちらか一方で使用すると大きな問題にはならないようです。
XML宣言のみだとほとんど表示に影響がなく、「うん?ちょっと遅いかな?でも気のせいだろう」ぐらいです。
一方IEのエミュレートが強制されると、「ちょっと遅くなったな」という感じです。おおよそ2秒ほど時間が余計にかかっているでしょうか。
そして両方を同時に使ってしまうと、30秒ほど時間がかかってしまいます。
したがって、webページを作る場合は互換性のためにmetaタグでエミュレートを強制するのではなく、CSSで個別対応するかユーザー自身に互換表示に切り替えてもらう必要があるようです。
IEはシェアが大きいだけに作る側としてはなかなか大きい問題です。でも、文句を言っても始まらないので、現実を見て対応するしかなさそうですね。