クロックはベンダー任せ?

NVIDIA から GeForce GTX560 が発表されました。(詳しくはこちら

中級クラスに属する製品のようで、予想価格は2万円前後と、価格的にも中間的な存在であることが分かります。

この製品で気になるのは、動作クロックがベンダー任せ、つまりメーカーで好きなように決めてよいということです(もちろん保障される限界はあるでしょうが)。

動作クロックがメーカーによって違うということは、いろいろな特徴をもった製品が登場するということです。

例えば、限界までクロックを落とせば、消費電力と発熱を抑えてファンを静かに回すおとなしい製品になりますし、クロックを限界かそれ以上(つまりオーバークロック)にすれば消費電力と発熱の多さと引き換えに、高性能な製品ができます。

このようにメーカーによって特徴が生まれますので、今までとは違ってよりしっかりとスペックをチェックしないと、狙ったものとは違う製品を購入してしまうでしょう。

しかし、ある意味で画期的なことのように思います。これまでのNVIDIAといえば、ベンダーに対してリファレンスボードを示して、それと同じように作るように指示するなど、どのメーカーのものを購入しても、性能が均一になるようにしてきました。

それとはまったく異なるやり方ですので、ちょっとした驚きです。

金太郎あめ式に、どれでも同じというのは安心感がありますが、個性を持たせるのもまた面白みがあります。

かつて、カノープスが独自設計のボードと、独自チューニングのドライバによって劇的に速い製品を作っていたのを思い出します。

そんな独特の個性をもつものが登場することを期待したいですね(笑)。

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