アースを強化して数週間たちました。
さて、アースは効果があったのでしょうか?
結論からいえば効果がありました。しかし、人によって目指すものが違うので、今回の結果をどう捉えるかは分れるでしょう。
結局効果があったのは以下の通りです。
- オーディオのノイズが減った
アース強化当初からそのように感じていましたが、どうも効果はあったようです。特にAMラジオでよりクリアな受信が可能になりました。 - ライトが安定した
メガーヌRSはキセノンが標準装備なので特に効果がないと思っていましたが、若干ちらついていたのがなくなりました。停車中にライトが若干ちかちかしていたのですが、それが発生しなくなりました。振動が減ったからということも考えられますが、もしそうだとしたらそっちのほうがすごいことですね。 - 若干のトルクアップ
これについては信用していませんでしたが、スタート時のクラッチをつなぐ感覚が明らかに変わりました。トルクがやや強めになっているので、かえってつなぎにくくなっているくらいです。エアコンをつけると抵抗が増すので、今までと全く同じようにスタートできます。それ以外では特に違いは感じません。
また、1,750rpm あたりでエンジン回転が一瞬うまく上がらなくなる問題がありましたが、解決にはなりませんでした。アクセルの踏み方によって出たり出なかったりするようです。
原理的に考えて通電が良くなるというのは信ぴょう性が薄いように感じます。しかし、上記は間違いなく感じられることなので、ノイズ除去に効果があるという点が考えられそうです。
コンピュータはデジタルなのでノイズに強いと勘違いされがちですが、実はノイズの影響をもろに受けています。ノイズの影響を受けてデータが壊れた場合に訂正したり、再送することで対応しているのです。つまり、ノイズの影響が少ないほど余計な処理をしなくて済むので、高速処理ができることになります。
実際、パソコンの HDD 接続ケーブルを高価なノイズ対策品と交換するだけで高速化する例が多いです(ベンチマークプログラムで確認できるくらいです)。
車のコンピュータがどれくらいのシールドを施しているかわかりませんが、ノイズを少しでも減らすことができれば安定して動作することは想像に難くありません。個人的には理屈うんぬんより、実際に結果が出ている点を重視したいですね。
ただし、コストパフォーマンスを考えるとアースのキットは結構高いんですよねぇ(笑)。