微細化された NAND メモリの製造が開始されます。
米マイクロンでは 25nm プロセスで、東芝では 24nm プロセスで製造するようで、いづれも2011年の主流に位置付けているようです。
また、これまでの1セルあたり2ビット(MLC)の製品以外に1セルあたり3ビット記憶できるものも製造されます。
プロセスが微細化されるだけでも低価格化が可能ですが、さらに記憶できるビットが増えれば大容量と低価格化がいっぺんに進みます。ただし、一般にビットを増やしてしまうと低速になり寿命も大幅に縮むので、心配な面が出てきますが、マイクロンが発売を予定している SSD については特に問題ない(メーカー談)のだそうです。
1セルあたり1ビット(SLC)の製品から現在の MLC に至るときにかなり寿命という点で問題視されましたが、結局ほとんどの SSD が MLC 採用の製品になってしまいました。いろいろな工夫と努力で、性能と寿命の両面を克服したわけです。
寿命という不安材料を克服しつつ低価格化させることが、現在の SSD では最も重要なことでしょう。そうでなければなかなか普及しません。
3ビット型の製品で寿命に問題が無ければ、かなりの低価格化が可能だと思われるので、来年はいよいよ SSD が爆発的に普及するかもしれませんね。
来年の今頃はほとんどのノートPCが SSD かもしれませんよ!