先日のロイターの情報では、トヨタは2013年までに価格を 30% 下げる方針のようです。(こちらなど)
3割引きとなるとかなり頑張らないといけないでしょう。心配なのは、下請けの工場に負担がかかるのではないかということです。
根本的に安く作れるような構造を考えないと大変なことになりそうです。(実際、構造や部品点数を一から見直すようです。)
これによって韓国車との競争力を高めるようですが、頑張らないとかなり厳しいです。例えば Hyundai 自動車のサイトを見てみると分かりますが、最新の車は驚くべき仕上がりです。失礼な言い方かもしれませんが、とても韓国車には見えません。安くて保証期間が長いだけだったのが、確実にデザインや品質面でレベルアップしています。
日本車びいきの日本人でも、決して悪く言うことはできないでしょう。私でさえ積極的に選んでしまいそうです。
本来コストダウンの技術は日本の方が上のはずですので、ぜひともトヨタの施策がうまくいってほしいものです。現在のところコストダウンと言えば人件費が安いところで生産するというのが一般的ですが、その国が発展すればそうもいきませんので、やはり技術的に解決しないといけないでしょう。
他社も指をくわえてみているだけではないはずなので、ここが踏ん張りどきですね。