売れる製品とは?

日産ジュークの販売が好調です。

発売後の受注状況は5,000台を超えたそうで、月間目標の4倍以上だとか。たいていの車は発売当初は注文が殺到するものなので、今後どうなるか注目する必要があるでしょう。

ところで、この車のデザインを皆さんはどう見るでしょうか?

おそらく好きだという人と嫌いだという人がはっきり分かれるでしょう。私の場合は嫌いなデザインではないです(だからと言って「好き」と断言できないのですが)。

古くは、現行型マーチや2代目メガーヌのデザインも好き嫌いが分かれるデザインです。私の場合、メガーヌのデザインが気に入ったのが購入理由の一つでした。これらに共通するポイントは、好き嫌いが分かれるデザインのはずなのに、それなりの台数が売れているところで、なかなか興味深い現象だと思います。

特に最近の傾向としては、万人に受けるような中庸なものではなく、ある特定の人(あるいは層)に強く働きかけるような特徴が売れる秘訣なのではないでしょうか。

中庸ということは誰でもターゲットにできるので売りやすいですが、裏を返せば箸にも棒にもつかない中途半端な存在です。一方特化したものはターゲットが限られるので、売りにくいかもしれませんが、ターゲットの要求を確実に満たせるので、確実に一定数を売ることができます。

財布のひもが固い現在の状況では、思わずお金を払いたくなるようなインパクトが必要なのではないでしょうか。そうなると特化したものが必要になり、結果として一見売りにくそうなものがヒットしたりするのではないでしょうか。

車の場合は高額な商品ですので売る側も買う側も冒険しづらいですが、とにかくほしいと思ったら買ってしまって良いのではないかと思います。

案外勢いで買うのが車だったりするんですよね(笑)。

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