昨日はオイル交換の待ち時間を利用してカングーに試乗しました。
大きいので安定感があり、乗り心地もルノーお得意のシートとの相乗効果で非常によかったです。大きいという点では見晴らしが相当良く非常に安心感がありました。また、乗り心地は車体が重くなった分どっしりと安定した印象でした。
しかし、その重量の増分は半端ではなく、260kgも増えており、加速の悪さに驚きました。
ただし、ある程度エンジンを回せば(2500rpm以上)どうってことはないので、心配するほどでもないと思います。一度スピードに乗れば重量増の影響は少ないです。
ただ、そこで気になるのは重いものは動いたら止めるのが大変であるということです。しかし、そこも抜かりはなく、リアにもディスクを奢って非常に効きの良いブレーキに仕上がっています。慣れないといわゆる「カックンブレーキ」になるほどです。
ルノー金沢中央の店長さん曰く、「商用車から乗用車になった」という表現は非常に的を射ていると思います。
今までの、まさに道具的な商用車臭さが良かったという方は残念に思うかもしれませんが、5人乗りミニバンと考えれば、他にはない唯一の存在だと言えると思います。
常にルノーに言えることは、乗って初めてその良さが分かるところで、思い込みや偏見を捨てて気軽に試乗してみることで、輸入車はドイツだけではないということを思い知らされると思います。
興味があればぜひ一度試乗していただきたいと思います。
(好きになったらエンジンの非力ささえも、きっとかわいらしく思うことでしょう!)