POSシステムもウイルスのターゲットに

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専用システムも安心できません

ホテルチェーンのハイアットでPOSシステムへのマルウェア(ウイルスなどの有害なプログラム)感染が確認されたそうなんですよ。

POSシステムとは?

POSというのは、Point of sales の略でお店で何かを購入すると、その時点で売れた商品や購入した人の情報をデータベースに蓄積します。そうすることで、在庫をリアルタイムに管理したり、マーケティングに利用したりします。

元々は、在庫切れがないようにするための目的だったのだろうと思います。ところが、売れ行きや購入者の情報を分析することで、どんな商品をいつ在庫すると売り上げにつながるかがわかるので、今ではマーケティングのほうが目的かもしれないですね。

どんな被害が考えられる?

ハイアットがマルウェアに感染したそうですが、どんなことが考えられるかというと、支払いの際にクレジットカードを使った場合にその情報が漏れてしまっている可能性があることです。これが一番直接被害がありそうですね。

また、最近はビッグデータということで、ありとあらゆる情報を記録していると思われるので、思いもしない情報が洩れている可能性もありますよ。

例えば、各お店のPOSシステム情報をつなぎ合わせると、あるひとの1日の行動が全部わかっちゃうということも可能ですからね。

直接的な被害がなかったとしても、自分の情報が全く知らないところで洩れているとなれば、けっして気持ちのいいもんじゃないです。自分ではどうにもできないところなのだから、対処のしようもないわけですよ。

まとめ

POSのように閉じた環境下にあるシステムでもマルウェア感染がありうるわけです。インターネットに接続したパソコンがLANに1台でもつながっていれば、当然起こりうることです。

巻き込まれない一番確実な方法は、一切社会とのつながりをなくすことになってしまいますが、それはさすがにマズいです。なので、情報漏洩対策と漏えいした場合の対応を企業も利用者も考えておかないといけないのでしょうね。

「情報機器の発達は本当に幸せを生むのか?」なんていう、ちょっと哲学的な疑問すら思ってしまいますね。

以上、POSシステムがウイルスのターゲットになっているので取り上げてみました。

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