タカタ製エアバッグで日本でも事故発生

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日産エクストレイルで事故が起きました。

すでにいろいろなメディアで報道されていますが、日産のエクストレイルでエアバッグの事故が起きました。どうやらタカタの製品に問題があったようです。

何が起きたのか?

整理しておくと、まずタカタ製のエアバッグはバッグを膨らませるための炸薬として硝酸アンモニウムを使っています。

しかし、これが湿気るなどの問題でうまく作用せずバッグが膨らむ代わりに部品を吹っ飛ばしてしまいます。そして、その飛ばされた部品が人に当たり、最悪の場合に海外では死者が出ています。

日本でもタカタ製のエアバッグを使っているメーカーが多いんですが、リコール対象車の場合は当然、部品交換します。もし部品がない場合は、検査してとりあえず問題がないとなった時は部品が届くまでそのままになるか、エアバッグを使えないようにするようです。

しかし、事故が起こってしまいました。

とりあえず問題は起きないと判定されたエクストレイルが交通事故に巻き込まれた際に、助手席のエアバッグがうまく開かずに部品が飛び散りました。そしてその部品が助手席の人に当たりました。幸いにも軽傷で済んだようですが、日本でも事故が起きたわけです。

今後どうなる?

日産はタカタの指示通りに処置をしていたようなので、責任はタカタにありそうです。どうにもタカタから情報公開がされていないらしく、不誠実としか思えない対応がなされているらしいです。

今後タカタが誠意をもって情報公開し、地道に事態の収拾にあたるしかないです。また、硝酸アンモニウムはアメリカでは使用が禁止されるらしいので、これが原因であると特定されてしまったようですね。

まとめ

もともとタカタは、よそがやらないリスクの大きいものに挑戦したという経緯があるそうです。創業者の崇高な理想の元、人命にかかわる仕事をやり続けたわけで、最初の頃の素晴らしい理念はどこへ行ったんでしょうか。とても残念です。

ここまで大きい問題になった以上、もはや利益など出せる状況ではないです。会社がつぶれないぎりぎりのラインで、すべてのリコールを全うするまでひたすら安全な部品に交換するのみだと思います。(つぶれたら部品が作れないですからね。)

以上、タカタ製のエアバッグについて思うことを書きました。

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