キャッシュメモリを省いた低価格SSDとは?

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SSDを低価格にする試みだそうです。

SSDコントローラーのメーカーがSSDを低価格にする方法としてキャッシュメモリ(バッファ)をなくすことを考えているようです。でも理由があってキャッシュメモリを搭載しているんですからどうなるんでしょうかねぇ...。

いったいどういうこと?

Silicon Motion という会社が考え出したことだそうで、キャッシュメモリをなくせばその分価格が当然下がるという考え方です。

要するにキャッシュ用DRAMのコストが結構かさむということらしいんですよ。

キャッシュメモリをなくすというのはもちろんできます。最初はキャッシュメモリなんてついていなかったんですから。でも、キャッシュが重要な役割を担うようになったのには、ある問題の解決があったからです。

ある問題とは?

最近聞かなくなった問題が『プチフリ』と俗に言われている現象です。SSDに大量にデータが流れ込んでくると書き込みが追い付かなくなって処理待ちが発生します。するとWindowsがうんともすんとも言わなくなってしまうという非常に困った現象でした。

しかし、それを大容量のキャッシュメモリで調整することで見事に解消しました。だから、キャッシュをなくすということは再びプチフリという恐怖の現象を引き起こすことになるんです。

再び悪夢を見るのか?

ところが、そうでもない気がします。メインメモリは今や8GB以上搭載が当たり前になりつつあります。だから、キャッシュソフトを必ずセットで使うようにすれば、メインメモリをキャッシュにしてしまうことで実はあっさり解決してしまうと思うんですよ。

実際に、「マッハドライブ」や「プチフリバスター」といったソフトが販売されているし、SSDメーカーが独自に提供していたりします。だから、必ずキャッシュソフトをインストールして使うことを前提にすればかなり現実的です。

まとめ

キャッシュメモリをなくしたSSDは、キャッシュソフトとセットで使うことで『プチフリ』という問題点を回避できます。

SSDが安くなるんであれば、キャッシュメモリを内蔵しないでメインメモリに肩代わりさせるという従来の方法に回帰するという方法はありでしょう。新しいOSならSSDの存在を意識したつくりになっているので、案外といけるんじゃないでしょうか?

以上、キャッシュメモリを省いてSSDを低価格にするという話題でした。

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