アクティブサスペンションとは?

いよいよ北陸新幹線開通ですよ!

われわれ北陸に住む者がどれだけ待ち望んだことか...。

さて、北陸新幹線は注目すべき点がいくつかあります。そのなかで、グランクラスの車両についてみてみます。

「ちょっとまって!このブログは車とコンピューター専門でしょ?」と思いましたよね?

そうです、だからグランクラスのお話なんです。

どういうことかというと、グランクラスには『アクティブサスペンション』が付いているからなんです。

これは古い時代にはF-1のキャメルロータス99T(初搭載は92)あたりが有名です。このサスペンションはアクティブつまり「動的」であるということ。要するに、段差があると高低に応じてサスペンションが自ら動くということなんです。

だから理論上は車が揺れずに走れるんですよ。そう、いつまでもまっすぐに。

しかし、これはそう簡単ではなかったそうです。単純にコンピューターの処理が追い付かなくて、とてもぎくしゃくした動きになったようです。特にF-1は直線で300km/hを超えるわけですから、当時(1980年代)のコンピューターではついていけなかったようです。

さすがに低速の市街地コースでは足回りの良さで優勝していますが、ひどい時には制御用の油圧が利かなくなることもあったそうです。

それで、やめてしまうんですが、その後に日産のインフィニティQ45で採用されてとても注目されました。しかし、これもうまくいかなかったようで、姿を消します。

きっと現代の技術ならうまくいくんでしょうが、おそらくコストの問題で目立って採用しているようなことはないみたいです。(電子制御で固さを調整できるショックを装備している場合がありますが、アクティブサスペンションとはちょっと違いますね。)

自動車ではあまり聞かなくなったサスペンションですが、新幹線では車体の揺れをうまく制御してなめらかな乗り心地になっているのだそうです。

もともとレールの上を走るから道路のような激しい凹凸がなく、より制御しやすいのでしょう。

スポーツカーあたりで本式のアクティブサスペンションが積極採用されてもよさそうですが、何か難しい問題があるのでしょうか。

日産GT-Rあたりに装備されていてもおかしくないと思うんだけどなあ。

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