ブラスチックの修理は難しい

先日メガーヌ2RSの給油口のふたの部品が折れているのを発見しました。

接着剤を使って修理する旨をその時のブログに書きました。

しかし、この部品がなかなか曲者です。ふたについているのがオス型のプラスチックで、車体側についているのがメス型のプラスチックです。

挿しこんで軽くロックする形なのですが、メス側のプラスチックが折れたため、ややこしいのです。メス側は、プラスチックの弾性を利用して一瞬広がって元に戻るため、カチカチに固めて接着すると柔軟性がなくなって別のところが折れる可能性があるのです。

さて、柔軟性を持たせて接着する方法を考えた結果、セメダイン社の「スーパーX2」という接着剤を購入し作業しました。

本来ならばプラスチック用接着剤(厳密にはABS樹脂用)を使うのがよいと思うのですが、スーパーX2は弾性接着剤となっていて、ショックに強いと謳われています。

なので、こちらのほうが適しているように思えるのです。

そして実際試してみました。接着面に接着剤を付けて1~2分ほど置いたのち、密着するまでしばらく支えます。するとピタッと張り付くので、後は完全硬化するまで24時間以上放置します。

1日以上かかるのは瞬間接着剤ではないので、やむを得ないところでしょう。

でも、ナイロン・スチロール・アクリル・塩化ビニル・ABS・FRP・ポリカーボネイト・エンジニアリングプラスチックと一般に接着しにくいプラスチック系の素材が対象になっていますので、今後何か修理するようなときには役に立ちそうです。

フランス車のプラスチックは、どうにも質が悪いようですので、ここは改善してほしいところですね。(弱いところは構造で補強するなどしてもよいと思うのですが...)

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