トヨタの低燃費車

トヨタのパッソがマイナーチェンジでガソリン登録車トップになりました。

モード燃費で27.6km/Lだそうで、かなりの燃費性能です。

ハイブリッド車に迫るような燃費ですが、これは先日発表された熱効率の高いエンジンを搭載したからです。また、ブレーキをある程度回生するようで、発電機を回して減速エネルギーも無駄にしていません。

さて、この燃費ですが、実際の道路で出るのでしょうか?

答えは「No」です。絶対といっていいくらい無理でしょう。これはトヨタに限った話ではなく、日本のメーカーすべてで同じです。

販売店で燃費の話を聞くと、カタログに表示されている数字を実際には6割から7割にして考えてほしいといわれます。なので、自分で運転してみないと本当の燃費が出ません。

これは、モード燃費と呼ばれる日本独特の測定方法が元凶です。公平であることに配慮した測定方法らしいのですが、実燃費とはかけ離れているので、メーカーにとって意味があっても消費者には意味がありません。

欧米ではカタログ燃費が実燃費とほぼ同等にならないと簡単に訴訟が起き、メーカーが確実に負けます。日本国民は簡単に訴訟を起こさないので、そこに付け入っているのではないかと思えてなりません。

実際に走った時の燃費が分かるようにぜひとも改善してほしいと思います。

これは、メーカーのせいではなく、国のせいなので、なかなかうまくいかないでしょうが、きっと外国の自動車メーカーが文句を言ったらあっという間に測定方法が改まるでしょう。

相変わらず外圧に弱い国ですからね...。

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