電気をどう確保するのか

近年急激に自動車の電気化が進んでいます。

もっと電気自動車が普及していれば、燃料が無い被災地でひょっとしたら活躍できたかもしれません。(もうじき燃料の供給が100%ではないですが、回復するようです。)

今はとりあえず何とかなっても今後どうするかがポイントになるでしょう。何といっても肝心の電気が足りないのですから大変です。

予想を超えるような災害によって、原子力発電は窮地に立たされています。福島の原発は、事態が収集した後でも運転はまず無理でしょう。

では再建できるのかというとこれも難しいようです。技術的に可能でも、手続きが大変ですし、何より地元の理解が得られないでしょう。

ですが、発電所が無いと慢性的に停電することになります。すると効率の良い原発がどうしても必要になります。ではどこに作るのか?というような議論になるかもしれません。

原発を諸手を上げて肯定する気はないのですが、発電効率が高いことは認めざるをえません。ではどうすればよいのか?

折衷案的になりますが、トリウムを燃料とする原発の建設が考えられます。実はあまり詳しいことは分からないのですが、トリウムならばウランよりも少ない放射能で、発電できるのだそうです。

また、ウランを使った原発は、事実上原爆開発の隠れ蓑ですが、トリウムならばその原料となる物質が8割ほど抑えられるそうなのです。

もしこれらが事実なら、日本はトリウムを燃料とする原発がマッチ(日本には非核三原則があるのですから)しています。

エネルギー需要を考えると、ウランよりはましなトリウムの原発で折り合いをつけるしかないようにも思えます。(画期的な代替発電技術が出てくれば良いのですが...。)

何だか電気自動車の立場が微妙になってきた気がしますね。

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