静か過ぎる電気自動車

電機自動車やハイブリッド車には、今までにない問題があります。

そう、最近話題になっている、静か過ぎるという問題です。
静か過ぎるために車が近付いても、歩行者が気付かないのです。

ならば音を出せばよいということになりますが、例えばクラクションのようにその時に存在を知らせるようなものは、決して良いものとはいえないでしょう。

だからと言って静かなままというのも事故のもとですし、人工的なエンジン音を鳴らすのもなんだか変です。

そもそもクラクション以外に音が鳴るものは国土交通省が首を縦に振らなかったのですが、最近ようやく緩和されるようになりました。

それを受けて出てきたと思われるのがデータシステムの「セーフティアシストシステム SAS286」という商品です。(こちらの記事を参照)
この商品は手元のボタンを押すと電子音が鳴るというもので歩行者などがいるときに音を鳴らすタイプです。

これを使えば、ある程度の安全は確保できるでしょう。しかし、冒頭にも書いたとおりその時になって音を出すというのはどうも歩行者を威圧しているようで好きになれません。個人的にはモーターの回転音や何か駆動部分の音など、自然に発生してしまうようなもののほうがよいと思います。

最近は室内の遮音が相当効いているので、外で音が多少なっていてもうるさくないと思います。
この手のことをメーカーがしないということは、走行抵抗になるということでしょうか。だとしたら燃費が命のハイブリッド車には不向きですね。

これから大量に電機自動車やハイブリッド車が走り出す世の中になるのですから今までと違った事故が起こるのは間違いありません。

おそらくあらゆるメーカーが試行錯誤の状態でしょうけれど、何とかしてうまい方法を早急に見つけないといけません。各社にぜひ頑張っていただきたいです。

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