ある日のハードディスクトラブル

昨年の夏の終わりごろ起こったハードディスクトラブルの話です。(ちょっと長文です。)
 
私が自分の仕事用に作ったPCのハードディスクが突然アクセス不能になりました。
使い始めてからまだ1ヶ月ちょっとぐらいでしたので驚きました。
 
普通に仕事をしていたところ突如動作がおかしくなりブルーバックになってしまいました。
リセットしても起動せず本当に困りました。何せデータのバックアップ前でしたから。
 
とりあえずパソコンショップへ行って代わりのハードディスクを購入してきてデータの取り出しを試みました。
しかし、何度やってもうまくいきません。認識自体はするのですが、まともに起動できません。
そうこうしているうちに就業時間も終わりましたので、ここはいったん中断して翌日に再挑戦することにしました。
 
そして翌日朝一発目の起動では途中までいきましたが、結局失敗しリセットがかかる始末。
大事な仕事のデータが入っているのでデータ復旧サービスも検討しましたが、そこで冷静に状況を分析しました。
 
 
ディスクはある程度のアクセスが可能なので、クラッシュはしていないようです。しかし、いざ起動させると途中でダメになります。
 
(考え中→)「う~ん、う~ん、う~ん、う~ん、う~ん、あっ! ひょっとして...」
 
ハードディスクを触ってみました。「熱っ!」
 
 
かなりの発熱です。どうやら熱でやられてしまったようです。同一のドライブと比較すると明らかに熱いです。
原因はこれのようです。(だから朝一番の冷えた状態ではちゃんと起動したんですね。)
 
それで昔話を思い出しました。あるSEが大型機の動作がおかしくなったときにドライブを冷蔵庫に入れて冷やしたことを。
 
真似してやってみました。15分ほど冷蔵庫で冷やしました。問題なく動きました。
 
さっきまでのトラブルがウソのようです。ちゃんと起動したのですぐデータのバックアップです。
「やったー!全部バックアップできた!!」
 
気がつくと2時間もまともに起動していました。
それから新品のディスクと入れ替えるためにシャットダウンしましたが、もう二度とそのディスクが息を吹き返すことはありませんでした。
 
私はこれを「奇跡の2時間」と呼び、教訓として決して忘れません。
ハードディスクを使う限りバックアップは絶対です。(消えても良いデータなら別ですが。)
 
以上、ハードディスクの扱いについて皆さんの教訓にしていただけたらと思います。
 
※注:ハードディスクは冷やすと結露して完全にダメになる場合があるので、正直いって一か八かの賭けです。
   真似をしてディスクを壊しても当方は一切責任をとれませんので、試す場合は必ず自己責任でお願いします。
   (決してお勧めするものではありません。)
 
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